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現場の最前線で働く報道カメラマン

事件や事故などが起こった時にはメディアから大きく報道され、写真や映像で詳しく伝えられますが、現場の最前線でその模様を撮っている報道カメラマンとはどのような存在なのでしょうか。
まず、報道カメラマンにはどこかに所属しているカメラマンと個人でやっているカメラマンと2種類あります。

たとえばどこかの映像制作会社に所属している報道カメラマンはそこから指示があって行動しますが、個人の報道カメラマンの場合には自分で判断して動き、撮れた写真を報道関係やメディアに売り込みます。
個人の人の中にはメディアと専属契約している人もいますし、完全に個人で行動している人もいます。

また、報道カメラマンは基本的に一人で行動するのではなく、報道関係の記者やジャーナリストも同行します。
そして写真に収める対象を決めたり、行動計画を立ててどのようにするのかを決めます。

報道カメラマンになるには始めはカメラの技術から学ばなければなりませんから、どこかに所属してそこから独立する人は独立していくようです。

カメラマンとマスコミの関係

マスコミと言われて一番最初に思いつくのが、大きなカメラを持ったカメラマンだと思います。
しかし、そういった一の多くはフリーであり、マスコミに所属しながらやっているというのはむしろ少数派な世界です。
というのもカメラを担ぐ仕事の多くが外注でも十分成り立つ仕事という事がありますし、そもそもこの業界の仕事が偏る傾向にあり、記事を外注に投げるのは当たり前で場合によっては雑誌制作すら外注に任せてしまうという業界だからです。
まずカメラで被写体を取るというだけであれば基本的にカメラの使い方さえわかればだれでも取ることが出来ます。
そこで腕の良し悪しであったり被写体の美しさなども問われる写真家や芸術家、ドキュメンタリー制作などとは違い大半のマスコミが取る報道写真などはその場をありのままを写す方が良いという事で、技術力の高さよりもその一瞬をとらえる才能を求められるので、一から育てたカメラマンが優秀というわけでは無い一方で、外部に委託しても十分技術力が高い写真を取ることができるのです。
そして、そもそもこの業界においては外注というのは当たり前に行われており、記事の制作から雑誌などのデザイン、校正、場合によっては紙面の内容決定なども外部に委託して、本社は承認をするだけなどと言う場合もあります。
その為、出版社で技術を蓄えたら独立して請け負いの立場になるという人も大勢おり、それが外注を増やす原因にもなっています。
その流れはむろんカメラマンにもあり、技術があったり志が高い人はフリーになっていくのです。


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Last update:2022/5/19

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